私のこと 中学生

中学校に入る。
小学校を卒業して中学校になると、大人になると教えられた。
中学校の思い出となると、最初に、門の所でにぎやかにみんなで雑談
している光景が浮かぶ。こんな楽しいひと時もあったけど、
またもう一方で非常に不安にかられていた。
急に落とされて行く自分を感じ、とても困惑してしまい、
このままこんな状態が続くなんていやだと強く思い、不安で頼りなくなっていってしまう自分と逆の生き方をしていこうと思った。重みがあったけど、それを押し返すように生きて行く事を考えた。
本当はあの時、私はドロップアウトして行く不良の道があったけど、
逆に優等生として存在しようと思った。
勉強はできない方じゃなかったけど、そこで私のアイデンティティ
行動しているうちに確立していった。人格というのは迷いながら、
あるいは疑問を持ちながら一つ一つ経験をして行き結果を出しながら
作るものと思うがそうしなかった。
あの時、中学生達っていろいろな体験をしていくのだけれど、
レールを一方で作って、それ以外の裏の部分が心のゆるみとなって
広がってしまった。とても怖かった。
優等生だったのにとても不安にかられて、優等生だったのに心のあらい
女だと思われていた。
それだから私は不良の心を持った。
学級委員はやっぱり自分の価値をあげるためにあったのだが、不良の心が日が経つにつれ増大していった。
私はなぜこんなに不安なのか?私は精神が破綻するのではないか?
ぎりぎりのところで生きていた。
そしてまた不良からさらに落ちて娼婦になるんじゃないかとか、なぜか縁のない覚せい剤がとてもとても怖くてしかたがなかった。

そんな時、A君。不良とみられていたA君が、そんな悩みを
背負ったのではないか?すごく気になった。
A君とは一言、私を「Mさん」と呼んでいたけど、それ以外話さなかった。