子ども

子どもという存在は
非常に犯しがたい雰囲気を周りのものに与える。
私自身が子ども好きな為でもあるが、
あのストレートな表現で迷いのない発言は
それを失ったものにとって1つの輝きだ。
そんな子ども達はなぜそのように扱われるのだろう。
私は赤ん坊というのは、人間が様々な経験をしながら
次第に汚れて行くものであるとき
とても希有な崇高な存在であると思うのだ。
そんな時ある占い師の言葉を思い出すのだ。
「人は死んだ後、霊界の道を生きていた時に犯した罪を
徹底的に反省しながら進み、輪廻転生をしながら
生まれ変わるのだ。」と。
これが本当なら、
人間がこの世に生まれた瞬間の精神状態とは
どんなものだろう。
人間が徹底的に自分の犯した罪を懺悔しおわると
次に来るのは他人の罪も許している状態だ。
そして、もしそうでなかったら、人間がこの世に出たとき
自分がどんな傷を受けるか分からず、
また、自分を絶対的に保護してもらえる
保証などどこにもない父や母に依存など出来るものだろうか?
そう考えると新生した生き物、あるいは幼子というのは
根元的に本当に尊い存在であると思のだ。