私のこと(はじめに)

私と統合失調症との付き合いは非常に長い。
発病してから17年になる。
精神病は未知な病気という定義みたいなものを
聞いた事はあるけど、
何かもうはっきりわからないもののの中に自分がいて
でも自分を病人と思わずに普通の生活をしていた。
病人だと思うと自分が本当に愚かな人間として
自分自身を認めてしまい、だらしない生活を送る事になって、
自分が得体のしれないものになってしまう。
そうなったら大バカものだ。
主人のアドバイスもあったけど、普通の生活を心がけて
自分を強い人間とも弱い人間とも思わず、
社会からの批判も受け、自分の発露を見出すことを
怠らずにいた。
これは病気を超えて行く中で大きな長所になっていたと思う。
それが私の土台になっているものだ。