男たちの大和

昨日、主人と夜、
小平市で行われたチャリティ上映会
男たちの大和」を見に行った。
「大和」は世界一美しい戦艦と言われ、
その壮大なスケールの凄さを誇りにしていた。
そんな戦闘のための建造物を背景に
男たちが戦争へとかり出されていったのだった。
 上部からの命令とはいえ、
人を殺す為の様々な道具に
磨きをかけているシーンは、
何とも言えない複雑な思いがした。
そしてそれは今だから言える事かもしれない。
戦争の跡は教訓として残すべきと人は思っている。
そして、それと対照的に
幸福な人生を歩む事は万人の希望である。
けれど、人が幸福だという事は
痛みが少ないことで、
それは戦争が風化していく事だ。
痛みのない生き方が、
今、これだけ人の生を歪めてしまう。
あるいは痛みがありすぎて歪んでしまっている
という誤りか?
魅力とか個性とかばかり考えずに、
”ただ生きる”のではダメなのだろうかと
思ってしまう私がいたのだった。